都市部から田舎に移住したいけど、実際のところ仕事はどうなの?
田舎暮らしは憧れるけど、仕事や収入面での不安が大きいですよね?
実際に私も収入面では不安でしたね。
都市部と比べると、選択できる職業が少なかったり、収入が減るという不安は誰しもありますよね。
この記事では、実際に田舎暮らししている私の収入と支出や、地方転職の成功の秘訣をお伝えします。
はじめまして。
故郷にUターンして田舎暮らしを満喫する40代の会社員です。
このブログでは、田舎暮らしのリアル体験、アラフォーの学び直しを発信してます。
時々、ペットのネザーランドドワーフネタも。
田舎暮らしの収支の現実
これから故郷や地方に移住しようとしていて、もっとも知りたいのが仕事や収入面です。
地方移住して、「農家しながら自然に囲まれて豊かに暮らす」というイメージがあるかもしれませんが、
実際は地元の会社に雇ってもらい、会社員として働いている移住者がほとんどです。
私自身の収入や支出で、現実的な暮らしを感じてみてください。
田舎暮らしの収入と支出
私の収入と支出を隠さずお伝えします。
収入 | 額面 | 手取り |
給与(月) | 38.9万円 | 約30万円 |
賞与(年2) | 58.35万円 | 約44万円×2回 |
児童手当 | 4万円×3 | 4万円×3 |
総額(年収) | 595.5万円 | 約456万円 |
年収で総支給が約600万円、手取りで450万円。
こう見ると、毎月10万円以上が税金で差し引かれてるんですね。たかっ!
次に支出について。
費目 | 費用 |
住居賃 | 67,000円(築10年アパート2LDK) |
光熱費 | 28,000円 |
食費 | 60,000円 |
ガソリン代(車) | 20,000円 |
日用品 | 15,000円 |
衣服・美容 | 20,000円 |
医療費 | 12,000円 |
通信費(携帯・wifi) | 25,000円 |
保険 | 25,000円 |
貯蓄 | 20,000円 |
子供貯金 | 5,000円 |
合計支出 | 297,000円 |
支出は、貯蓄含めて月30万ちょうどです。
カツカツといえばカツカツですが、すごく節約モードなわけでもないので、節約しようと思えばもう少し出来そう。
だけど、私の場合は無理な節約は精神的に良くないと思っているので無駄遣いはしないぐらいの気持ちで生活しています。
田舎での仕事探し
私が住んでいる場所は、中国地方で人口約40万人の市街地の一番端っこです。
私の市の平均年収をググると330万ぐらいと出てくるので、今の私の年収は、おそらく恵まれている方です。
残業も月20〜30時間程度なので、過労働なわけでもありません。
田舎で仕事を探す場合は、都市部と比べてほとんどの方が給与は落ちると思います。
ですが、出来るだけ収入の多い職場に転職するなら以下3つの視点で慎重に選ぶことです。
BtoCは、お金が動く業界を選ぶ
地方都市は都市部と違って人口が少ないので、お金が動く回数が都市部と比べて少ないのは当然です。
だけど、地方でもお金の額が大きく動きやすい業界があります。
都市部と違い、地方は車社会です。
車が無いと生活が出来ないので、二十歳の若い子も、専業主婦でも1台ずつ車を持っています。
比較的、購入額も大きく、購入頻度も高くなるので、お金が動きやすい業界です。
次に、地方はまだまだ戸建てを持つ若い夫婦も多く、購入額も大きいので、お金が動きやすい。
どちらも斜陽産業ですが、今はまだ地方ではお金が動く業界です。
お金の動く額が大きい業界は、地方都市では、まだ収入が多い方だと思います。
しかし、お客様と直接販売できない下請けは、厳しくなります。
大手企業の生産工場
地方都市には、大手企業が生産ラインの工場を持っていることが多いです。
大手企業なので、手当や賞与がしっかりと充実していることと、あまり資格や経験など問われない場合が多いと聞きます。
ライン作業なので、毎日同じ作業が続いたり三交代勤務などもあるかもしれません。
でも地方都市の中では、給与が高いため人気だったり、勤務年数が長いと地域での信用度は高かったりします。
(銀行からお金が借りやすいとか)
地元企業相手のBtoBは避ける
次にBtoB企業の場合は、大都市圏の企業と取引しているBtoB企業は良いのですが、地元企業が取引先のBtoB企業は給与が低いか、または昇給がほとんどない場合があります。
どうしても地元企業の場合、経済圏が小さいため動くお金が小さくなります。
その地元企業も地元の取引先企業も、小さい経済圏の中でやりくりしているので、給与が少ないことが多いです。
ちなみに私はBtoC企業勤務で、業種的に一般のお客様の勤務先と年収を知る機会があります。
この3つのポイントは、私が住む地域では、あながち間違っていないと思います。
地方転職の成功の秘訣
私が都内から地元にUターンする時の転職した経験をお伝えします。
求人の探し方
実は、急いで帰りたいという気持ちだったわけではなく、「2-3年ぐらいのうちに帰ろうかな?」と思っているぐらいでした。
仕事も好きな仕事でしたし、それなりに楽しく暮らしていました。
地方移住したら、どんな仕事があるかな?という気持ちで、転職サイトに登録をして、定期的に転職サイトを見ているとわかってくることがあります。
- この企業は求人が多いから辞める人も多い?
- この職種はほとんど求人がない。
- この業界は比較的年収が高い。
など長期的に見ていると、色んな相場が見えてきます。
相場を理解したあとに、レアな求人や給与額が多い企業がでたら、1社ずつ慎重に判断して応募してみましょう。
移住地域の選び方
移住する地域の選び方は、都市部からの交通の便がポイントです。
故郷に帰りたい場合は、そこの地域で良いと思いますが、故郷とは違う地域に移住する場合。
ある程度の経済的な余裕を持ちたい場合は次の2つに注意してください。
- 新幹線が停車する都市
- 都市部からの航空運賃が比較的安い路線の県
新幹線が停車する都市は、都市部からの人の動きが多くなります。
必然的にお金も流れるため、ある程度の経済圏が見込めて中小企業も育ちやすい環境です。
次に、飛行機の運賃が距離に対して安い路線も、乗車率が高く人の動きが多い県だから運賃を安くできます。
空港は、その県の田舎の方に建設されるので、その県内の2-3番目に大きな市は検討できるのではないでしょうか。
田舎暮らしに適した仕事って?
田舎暮らしに適した仕事は、心豊かに暮らせる仕事だと思います。
わざわざ地方移住したのに、遅くまで残業だったり、休みが少なかったりすると、都市部での忙しい毎日と同じような気がしませんか?
休みの日は朝早く目が覚めて、ゆっくりできる時間があったり、ストレスの少ない毎日で過ごせる仕事が適した仕事です。
移住する前に、一度田舎暮らしの宿泊体験をするのもおすすめです。
ストレスが少なく心豊かに暮らせる環境を経験してみると、自分や家族が田舎暮らしに適応できるか?など知れるきっかけになります。
一度体験すると、家族が地方移住に前向きになってくれるかもしれません。
地方移住を成功させるヒント
移住を成功させるのは、移住地域の選び方と仕事の選び方が大事とお伝えしました。
最後に私が登録して、地方転職の相場理解に役立った求人サイトを紹介します。
一通り登録して、サイトを並行して見ておくと、「このサイトは◯◯業界が強い」「このサイトは探しやすい」などサイト同士の比較もできるようになります。
まずはビズリーチです。
たくさんCMやっているので聞いたことがあると思います。
ビズリーチの特徴
- 経歴を登録しておくとエージェントや企業から直接スカウトが来る
- 定期的に地方都市の求人特集がある(東北特集や中国四国特集など)
- 比較的大きな企業が多く、地方都市の支店への求人もある。
優良企業が多く掲載されています。
ビズリーチに求人掲載するには費用がかかるので、求人の本気度が高いか、ある程度の余裕がある会社が多い印象です。
次に、Indeedです。
インディードの特徴
- 掲載求人数が多く、勤務地×キーワードで絞り込みが可能
- 求人掲載料が無料なので中小企業も多い。
インディードは、複数の勤務地×キーワードで絞り込めるので、移住する場所が決まっている方は登録しときましょう。
移住したい地域の求人だけではなく、隣の市など通勤範囲内の求人情報を集めることができるので重宝します。
次は地方に強い転職エージェントです。
ヒューレックスの特徴
- 地元の金融機関と繋がりがあり、UターンやIターン転職に強い
- 非公開の独占した求人情報が多数
地元の企業にお金を貸しながら、その地元企業を成長させるのも地方の金融機関の大事な仕事です。
その中で地元企業から、誰か紹介して!と銀行に声をかける企業も多く、その金融機関と繋がっているヒューレックスには、公開されてない求人情報は多数ありそうです。
この3つを登録して、1年〜2年先に移住するかも… ぐらいで移住先を選びましょう。
良い職場が見つかって、理想の田舎暮らしが実現できるはずです。