首都圏や都心部で暮らしていると、こんなふうに考えることありませんか?
- 子どもは田舎で伸び伸び育てたい。
- 通勤電車が片道1時間30分とか辛すぎる。
- 休日は郊外で過ごしたくなる。
私も30代後半まで都内に住んでいた時は、同じようなことを感じていたのでよくわかります。
はじめまして。
故郷にUターンして田舎暮らしを満喫する40代の会社員です。
このブログでは、田舎暮らしのリアル体験、アラフォーの学び直しを発信してます。
時々、ペットのネザーランドドワーフネタも。
「移住しようかなぁ」
そんな漠然とした想いを持つ方へ
実際にUターンで田舎暮らしをしている私が、移住前に知っておきたかったことをご紹介します。
田舎暮らしへの憧れ
もともと都会育ちの方は、田舎暮らしをどう想像しているのでしょうか?
私は、地方の田舎で生まれ育ち、18歳から都内で長く暮らしましたが「将来暮らすなら田舎が良い」とずっと感じていました。
一般的に田舎暮らしに憧れを持つ方は、
- 良い景色とゆっくりとした時間で暮らしたい
- 近所の方と交流しながら、自然豊かな土地で暮らしたい
- のどかな場所で子育てしたい
こういった憧れがあると思います。
移住後のメリット・デメリット
都会の喧騒から離れて、自然豊かな環境でゆったりとした時間を過ごせるというのが大きな魅力です。
私が故郷に移住した先でも、車で少し移動すれば、緑が多く誰もいない広い公園や、ゆっくり過ごせる古民家カフェなどたくさんあります。
実際に住んでいる家は、いわゆる地方都市と言われる市中の一番端っこです。
山の中とか、海が見える場所というわけではなく、田舎の中でも家が立ち並んで、スーパーや飲食店、車通りもほどよくある場所です。
その分、暮らしていくための不自由さは感じたことはありません。
しかし、田舎暮らしには都会生活では気づきにくいデメリットが存在します。
その一つが仕事の機会。
仕事の選択肢が極端に限られる地域も多く、特に専門職や高収入を望む場合は選択肢が狭まることがあります。
そもそも経済圏が小さくなるので、どうしても都市部よりも平均年収は低くなります。
家賃など生活費は安くなりますが、その分収入も減少するケースが多いと思います。
憧れる人が求めるもの
田舎暮らしに対する憧れの根底には、都会の忙しい日々から抜け出して、人間らしくゆったりと過ごしたい。ということではないでしょうか?
自然との共生や、ゆったりとした時間を過ごしたい人はたくさんいます。
都会の忙しい日常から抜け出し、四季の変化を肌で感じながら、地元の食材で手料理を楽しんだり、地域の祭りや行事に参加することで、コミュニティの一員として得られる充実感は、人生観が変わるぐらいの出来事です。
そういった環境で、大切な家族と過ごす時間や趣味の時間は、心の健康にも良い影響を与えて、充実した生活を送るための重要な要素となります。
しかし実際に移住を考えた時には、理想と現実のギャップをしっかりと理解し、自分にとって最適な生活スタイルを見極めることも重要です。
移住したい人が増える理由
最近は地方移住に興味を持つ人が急増しています。
この表は、Uターンで移住を検討する人の相談件数の推移。
グラフが2018年までで古いのですが、このあとにコロナ禍を経て、もっと増加していることは伺えます。
移住したいと考える理由は、大きく2つあると思います。
- ライフスタイルや価値観の変化
- 子育ての環境
2つを詳しく説明します。
ライフスタイルや価値観の変化
私も約20年間、故郷から離れて都内で暮らしていました。
20代の頃は、都会暮らしが刺激的で楽しく過ごしていましたが、
結婚をして将来のことを考えると都会暮らしの難しさを感じました。
平均的な年収だったので、家族を持って将来を考えると神奈川や千葉などの郊外で住むことが多くなります。
働く場所は都内なので通勤時間が長く、家族との時間が削られて、、
休日は、奥多摩や箱根、伊豆などの郊外にドライブして癒やされたら、また1週間都内に通う。
年齢が40代に近づいて、そこから収入が倍に増えて生活が一変することも考えにくい。
だったら、頑張って都内にしがみつかなくても、いっそ田舎暮らしの方が家族との時間も増えて心は豊かになれる。
アラフォーになると都会で「やりたい仕事で成功したい」という野心的なものもなくなり、家族や子どもとの時間の方が、よほど大切だということに気づいてきました。
そうしたライフスタイルや価値観の変化が、私がUターンを考えるようになったきっかけです。
子育ての環境に向き合う
結婚をすると、子どもを育てることについて考えます。
人が多い都会で子どもを育てることを想像すると、どうしても嫌だったんです。
自分の子どもの頃を想像すると、やっぱり山の中を走り回ったり、自転車をぶっ飛ばしたり、そういう経験をさせてあげられる環境が良いなと思っていました。
満員電車に押し込まれている小学生を見たりしていたからでしょうか。
田舎育ちの私は、安心して走り回れる環境を子どもに作ってあげたかったんです。
私のUターンについては、こちらにも記事にあります。
移住を考える一歩として宿泊体験
でも地方移住は人生の大きな決断です。
そんな簡単に憧れだけで決められるものでもありません。
そういう方は、リアルな移住をイメージできる田舎での宿泊体験もオススメです。
私は移住する前は、大型連休に夫婦で実家に戻り、私の実家(田舎)から、妻の実家(田舎)まで車で移動して、田舎をハシゴしながら泊まるなど、仮の田舎暮らしを何度かしていました。
その分、田舎で暮らす豊かさと、田舎の不便さを両方とも感じることができて、双方を比べることで決心がつきました。
宿泊体験のメリット
ということで移住前には、一度は田舎で宿泊体験してみることをオススメします。
- 買い物が多少不便でも楽しめる
- コンビニが遠くても問題ない
- 虫とも共存できる
都会暮らしで想像しきれない部分を体験することで、気にならない範囲なのか、やっぱり無理なのかの見極めができます。
移住した後に、「いやーこんなの聞いてない!」ってなると大変ですからね。
体験プログラムの選び方
色んな自治体が移住を促すために体験プログラムを開いています。
実際に田舎暮らしを体験するとしても、今の仕事を続けながら移住体験できる方が良いですよね。
体験プログラムの中には、結構長い期間体験できるものもありますが、私が選ぶなら仕事の休みを利用して短期で体験できるものにします。
SMOUT というサイトに、さまざまな移住プログラムがまとめられていますので、参考にしてみてください。
ただし自治体が絡んでいるものは、様々な公的な手続き・空き家バンクの登録・自治体の職員さんと面談をする場合もあります。
手続きなどが煩わしく思う方は、もう一つのSTAY JAPANがおすすめです。
STAY JAPANは、普通の宿泊予約サイトにはないユニークな宿ばかりを取り扱っているサイトです。
自治体のプログラムと違って、普通に宿泊料金を支払うので少し費用はかかりますが、気を使わずリアルな環境で田舎暮らしを体験できます。
私は故郷に移住した後ですが、2回ほど利用して日常とは違う暮らしを体験しました。
じゃらんに載らない宿泊施設の紹介
STAY JAPANの魅力
STAY JAPANは、国や自治体の許認可を得た宿のみを扱う、民泊・農泊予約サイトです。
地域の自然や暮らし、伝統・文化に根差した観光による地域振興が目的。
自治体のように移住者を増やすことが目的ではないので、こちらは気楽に利用できます。
「知らない日本に、泊まってみよう。」をコンセプトに、 普通の宿泊予約サイトにはない、ユニークな宿ばかりを取り扱ってます。
STAY JAPANで見つける特別な体験
STAY JAPANが扱っている宿は、日本ならではの新しい宿泊体験や今までにはない思い出をつくることができます。
- 田舎で農業体験
- いろりを囲んで料理を食べる農泊
- 一緒に漁に出て、うまい魚を食べる漁師民泊
- お寺で修行体験ができる寺泊
色々な楽しみ方ができますよね。
そういった方には、きっとSTAY JAPANでお気に入りの宿が見つかると思います。
STAY JAPANのオススメ施設
ではSTAY JAPANで私が宿泊した宿と、私が泊まってみたいオススメの宿を紹介します。
日本一BBQに特化した宿「BBQ城」
以前一人で宿泊した宿です。
かなりクセ強の方がやられていてエンタメ要素が強いですが、都会にはない「人の良さ」や地域の人とワイワイ過ごす時間を求める人にはオススメです。
泊まる部屋は値段相応ですが夕食はうまい!
静かな時間を過ごしたい方は不向きかも。
- BBQ城
- 住所:愛媛県松野町
- 宿泊:5,300円
- 夕食:約4,000円~約7,000円
- 近くに温泉あり
沖縄古民家 「利世島ハウス」
ここは家族で宿泊したコスパ最高の宿。
宿泊費は安いけど、清潔だし実家っぽさもあり居心地が最高。4泊の沖縄旅行でずっとホテルだと費用がかかるので、ここに2泊とホテル2泊で費用を抑えました。
でも子どもはホテルより、こっちの方が良かったみたい。
沖縄の静かな夜を過ごせます。
- 利世島ハウス
- 住所:沖縄県今帰仁村
- 宿泊:一人4,500円
- 夕食:BBQセット貸出1000円(食材持参)
- 一軒家貸切
築100年の古民家をまるごと貸切「ゲストハウス カフェわ」
宿泊してみたい宿。
敷地にある畑から野菜を収穫して夕食を作ることができる、一軒家貸切タイプのお宿。
伊豆の国市なので都心からも近く田舎暮らしを体験できる場所。部屋数も多いので友人家族ともステイできそう。
沖縄の静かな夜を過ごせます。
- ゲストハウスカフェ わ
- 住所:静岡県伊豆の国市
- 宿泊:12,000円〜 ※3人目以降の宿泊は割引
- 夕食:宿泊費に込み
- 一軒家貸切
どれも良い体験が出来そうですよね?
田舎暮らしとは少し違うものもありますが、かなり貴重な体験をできる宿ばかりです。
こういう旅行から始めて、家族にも田舎暮らしを楽しんでもらうのにはピッタリだと思いますし、こういう田舎体験を子どもが純粋に喜んでくれる期間って短いんですよね。
ぜひ予約して家族に田舎暮らしを体験させてあげましょう。
他にも色々な特集ページがあり、特に惹かれたのが「サウナを楽しめる宿5選」
サウナ好きは、行かねば!
まとめ
今回は、移住前におすすめする宿泊体験を3つお伝えしました。
移住は大きな決断です。
できるだけ後悔しない決断をしてほしいので、移住した後のギャップを軽減するために、何度か家族と田舎暮らし体験に行ってみては。
本日紹介した3つ、他にも日本全国にユニークな宿がありますよ。